こんにちは!
今回は京成電鉄に関する記事を書いていきたいと思います。
京成電鉄でVVVFに改造されていない3600形としては最後の1編成である3688Fですが、どうやら検査を通しているようですね。当ブログでも度々扱ってきましたが、3688Fは前回検査が2020年7月であり、順当に行けば2024年7月が検査期限でしたが、一時期の休車期間の検査期限延長なども相まって10月頃までは検査を通さずに活躍していました。このような状況の中、来年の冬には3200形のデビューが控えていることもあり、3688Fはこのまま検査期限延長で3200形デビューまで乗り切り、検査は通さないのではないかという話もありました。ところが、今回3688Fは検査入場をしているとのことですので、3200形第一編成デビュー後も活躍を続けることがほぼ確実となりました。正直驚きましたね。3600形はチョッパ制御ですが、チョッパの車両は3448Fと3688Fの2編成しか残存していませんので、メンテナンス効率を考えると廃車にしてしまうのが良いようにも思えるのですが、事情があるのでしょうね。今後、3200形第一編成によって置き換えられるのは3500形のうちのどれかになるのだろうと思います。
3688F
この件とは別に今年の8月に京成電鉄の取締役がある発言をしたことが雑誌の取材から明らかになっています。その発言というのが「3500,3400形ですが、それらを順次廃車にしていきます。ただ、せっかくですので逆に少し残しておこうかという考えもありまして、いろいろと社内で検討しています。」という発言のようです。今年の8月にはこれらの発言がかなり盛り上がっていました。この「少し残しておく」というのがどういった意味なのかは分かりません。3200形の導入末期まで敢えて廃車時期を後伸ばしにして現役車両として残しておくという意味なのか、3200形導入完了後も動態保存のような形で残すのか、それとも静態保存なのか、どうなのでしょうね。ただ、一つ推測するならば、恐らく希少車両と言われる価値が出てきた車両をいつまでという期限を区切るかは別として、少なくとも現役車両のうちは廃車を後回しにするという方針であるのかな…というのは読み取れるのではないかなと思っています。というのも、3400形にしても、3500形にしてもツアーイベントというのが結構組まれているのですよね。京成トラベルでは3400形がスカイアクセス線を走行するツアー(AE形の足回りを流用している点を売りとしていたりもしますね)を設定したり、3500形は待避線ツアーを設定されたりしていました。また撮影会も度々行っているようですので、3400形や3500形などをある程度延命するというのは、商品になり得るという点で納得できる点があると思います。
3448F
この取締役の発言では3400形,3500形の2形式にしか触れていませんでしたが、ここで、この発言と3688Fが検査を受けたことが関係しているのか?ということも考えてみたいと思います。要するに、少し残すという方針が3600形にも関係して、今回検査を通した可能性はあるのか?ということですね。もちろん正解を京成は公表しないと思いますのでただの妄想になってしまいますが(笑)、私は関係している可能性もあると思います。3600形も度々ツアーが組まれているのですよね。そうなると、残すだけで営業用としても使え、更にツアーや撮影会で稼ぐ客寄せパンダにも使えるということで、3500形1編成を廃車にするか、それとも3600形1編成を廃車にするか天秤にかけた際、客寄せパンダになる3688Fの延命を選び、今回検査を通した可能性も否定はできないのだろうと思います。このように考えると、3600形にも「少し残す」というという対象に含まれている可能性はあるのかなと私は考えますね。
何はともあれ、3688Fは検査を通して帰ってくるようです。全般検査ですから、車体も足回りもピカピカになって帰ってきますね。楽しみですね。
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