こんにちは!
今回は東武60000系に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、東武60000系のトップナンバーである61601Fが南栗橋で全般検査を受けて出場しました。ここまではいつもの通りだったのですが、このニュースを見てみると面白い記述がありました。それが座席モケットが交換されており、更に行先表示器がフルカラーLEDに換装されたようです。
2nd-train.net
ニュースサイトさんの記事をご覧ください。モケットが交換されている写真が投稿されています。
60000系のフルカラーLED化は以前から進んでおり、既に61611F・61618Fの2編成に行われていました。今回の61601FのフルカラーLED化で3編成目ということになります。そのため、こちらは特段目新しくはありません。しかし、座席モケットの交換については初の動きですね。東武60000系は東武のコーポレートカラーに合わせた青系の座席でした。しかし、今回の検査出場後、茶色系統のモケットに交換されているようです。この茶色のモケット、東武80000系のプレスリリースに載っていた色と似た色になっています。つまり、今回の全般検査を受けた際に、80000系に仕様を合わせた車内に簡易リニューアルを行ったようです。
60000系については、今後5両化を行い、サハの車両1両を80000系に組み込む予定となっています。80000系に組み込むサハについては、以前のりものニュースの記事により「80000系の車内インテリアに合わせる改造を行う予定です」という記載がありました。そのため、80000系に組み込まれる車両の、80000系風車内への更新については以前から分かっていたことでした。しかし、60000系として5両で今後も残る編成についてもモケットを交換したというのは意外でしたね。まだ10年程度なので更新しないと思っていました。
今回は内装更新を行ったとのことですが、今後機器類も80000系に合わせるのか、このことが注目です。まだ製造から10年も経っていない編成も存在するので、機器更新はしないだろうと思われますが、80000系に合わせた新システムを搭載する可能性はあると思われます。そう考えるわけは2023年3月に日経新聞で報道された記事が影響します。
www.nikkei.com
東武鉄道の新型車両にリチウムイオン電池を搭載するという報道です。この報道と同日、東武鉄道は「東武アーバンパークラインに2024年度導入予定の新型車両において、本格搭載としては民鉄初となる同期リラクタンスモータを採用した車両推進システム(SynTRACS🄬)およびリチウムイオン二次電池SCiBTMとSIV装置を組合わせた車上バッテリシステムを搭載します。」というプレスリリースを出しており、日経の言う「東武鉄道の新型車両」に80000系は含まれているのが確実です。そして日経記事にはこのリチウムイオン電池の発注数も書かれており、記事によれば43両分のリチウムイオン電池が発注されているとのことです。あれ?と思いませんか。80000系に搭載するだけならば、25両分の発注数で良いはずです。しかし、何故か43両分発注されているのです。あれれ…?ということですね。この43両という数字、実は60000系と80000系の合計数と合致します。この数字が一致することだけを見ると、60000系にもこのリチウムイオン電池が搭載される可能性があるのではないか?と考えられるわけですね。ただし、日経はあくまでも「新型車両」と書いており、60000系を改造するような趣旨のことは書いていません。そのため、今後登場予定の亀戸線新型車両や東上線9000系の置き換え車両の分もこの43両に含まれている可能性もあり得ます。個人的には誕生時期が違う車両の機器を同時に発注するというのに違和感を覚えるのも事実ですが、あり得ないことではないでしょう。この43両という数字がどんな意味を持っているのかは分かりませんけれども、今後60000系がこういった80000系と同じシステムを積む可能性があるのかどうか、個人的には注目していきたいなと思っています。ただし、まだ車齢9~11年ですので、さすがに機器更新は行わないのではないかなと思っていますが、どうなのでしょうね。仮に80000系のシステムを一部搭載するとしても、リチウムイオン電池の搭載ぐらいに留まるのではないかなと思っていますが…。5両化後の姿が楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました!