こんにちは!
今回は西日本鉄道に関する記事を書いていきたいと思います。先週、鉄道車両工業その他諸々の本を色々と読んできました。本当はR&M2015年10月の仙石線205系の宮城野検査の詳細記事を読みたかったのですが、どうやら関西にしかないらしいので、今後取り寄せたいと思います。鉄道車両工業では来年度以降の様々な車両製造予測が載っており、これまで報道されている通り、仙石線E131系や江ノ電に新型車両が導入される旨など書かれていました。その中でも報道等がまだされていない情報の中で意外だと思ったのが、来年度の製造予定に西鉄が記載されていなかったことです。西鉄は中部・関西・九州大手民鉄電車の枠組みで書かれていますが、この枠組みで来年度に導入されるのは「南海電気鉄道・近畿日本鉄道・阪急電鉄の更新で127両を予定」と書かれており、西鉄の記載がありませんでした。ただし、今年度の導入予定数には西鉄は書かれていましたので、2024年度には記載があったものの、2025年度は記載されていないという形になります。西鉄は来年以降、西鉄7050形を貝塚線に転属をする予定となっています。そのため、新型車両を導入しなければ、甘木線の車両が足りなくなってしまうと思うのですが、来年度に記載がないというのは不思議な点です。この理由について考えてみると、あくまでも現時点では予定が分からずに、鉄道車両工業への記載はないものの、来年度までに予定が判明することで、最終的には導入されるのではないかなとは思っていますが、どうなるでしょうね。さすがに来年度の製造がゼロということはないだろうと思っていますが、ただし記載がないというのは一つ引っ掛かるなとも感じる所です。
9000形
5000形
そして鉄道車両工業から離れて、そもそも西鉄9000形の導入数と5000形の置き換え数が当初発表から変わった可能性はないのかという点も気になりますね。西鉄9000形については、2022年度の移動等円滑化取組書によれば、2016~2028年度までに9000形70両を導入し、5000形を74両置き換えることとされていました。しかし、この後に7050形の貝塚線転属計画が判明していることから、おそらく9000形70両で7050形を置き換える必要も出てきたのではないかと思います。7050形は2両×8編成の16両が転属しますので、かなりの数です。9000形は現在36両製造、今年度7両製造ですので、ここまでで43両です。残り27両となります。そして5000形はこれまでに42両が廃車になっていますので、当初予定通りだと残り32両が廃車予定ということになるでしょう。仮に9000形の導入数を増やさずに、5000形32両を廃車にした上で、7050形16両を転属させると48両ですので、これを27両で置き換えるのは増減の幅が大きすぎるのではないか?と思います。そうなると、9000形の増備量が増えるのか、それとも5000形の廃車数が少なくなるのか、それとも27両で今後48両を天神大牟田線から追い出すのか、この辺りについて今後の西鉄がどうなるのか、今後の動向が気になる所ですね。
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