E231系は2031年度までに撤退するのか?総武・中央緩行線ワンマン化でどうなるかを妄想


こんにちは!
今回は中央・総武緩行線に関する記事を書いていきたいと思います。
先日、労働組合資料から中央・総武緩行線のワンマン化が2031年度を目途に行われることが分かりました。おそらく2032年春のダイヤ改正からワンマン運転スタートを目指しているのではないかと思います。そのような中、ワンマン化に伴うE231系の処遇に注目が集まっています。E233系などに行われている長編成ワンマン改造を現在活躍しているE231系に行うのかということです。考えてみると、2032年には0番台は車齢32年、500番台は27~30年ほどになっています。これまでのJR東日本の置き換え時期にはちょうど良い頃合いです。しかし、現在のJR東日本は車両の延命の方向で計画が進んでいます。車齢30年ほどと何とも言えない微妙な車齢のE231系、果たしてワンマン化改造が行われるのか、このことを考えてみたいと思います。

まずは私の考えを述べますと、E231系はワンマン改造が行われる可能性は高いと思っています。ネットの多数派はこのころに置き換えなのではないかと言われていますけれども、私は改造の可能性が十分にあるのではないか?と思いますね。なぜなのかといいますと、長編成ワンマンはホームドア完備が前提となっていることから、かつて八高・川越線E231系や209系で行われた側面カメラ設置などを行わなくて良いということになります。そうなると、ワンマン化だけを原因で優先して置き換えるよりも、改造を行ってしまう方がコストパフォーマンスが良いのではないか?と考えるからですね。現在のJR東日本を見ていると、E231系よりも古い形式が211系(高崎・長野)、209系(房総)、719系(山形)、205系(仙石)など多数転がっています。これらの路線は確実にワンマン化を進めたい路線のはず(かつてはE233系導入と同時に、2020年代半ばにはワンマン化が行われるのはほぼ確実でした。)ですが、車齢の関係上、今からワンマン改造を行うとは考えにくい状況です。これらの路線の置き換えを進めた上で、2032年頃までにE231系500番台の置き換えまで完了させるのか、果たしてその余裕があるのか、微妙に感じる所です。これらの置き換えを延期してでも、総武線のワンマン化の為だけに新型車両を入れるぐらいならば、E231系に改造をしてしまう方が良いのではないか?と私は感じるからという理由でE231系を改造するのではないか?と思っています。
更にE231系が機器更新されたのは2017年~2020年です。2032年時点でまだ更新から12~15年です。更にTASCにも対応しています。おそらく更新から20年程度は十分に走ることが出来るのではないか?と思います。JR東日本の延命策の案を見ていると、車齢40年ぐらいまでは活躍させたいという方針が示されていました。E231系500番台は車外スピーカーもついているため、おそらくE233系横浜線南武線等で行われている工事内容を施工すればワンマン対応が出来るはずです。この工事は所属先で比較的短期間で済んでいるものであります。長編成ワンマンでは、ワンマン用スイッチや日除けの変更、CCTVやはしごの設置などを行っていますが、仮に短期間で廃車になるとしても、新型車両や他路線に流用できる装置も多数有るでしょう。こういったことと現在のJR東日本の新車導入状況を考えると、E231系がワンマン化の上、延命対象になってもおかしくはないのではないかと思います。こういった理由で私はE231系はワンマン化するのではないかと思っています。

ただし、0番台は微妙なのかなとも思うところです。なぜなのかということですが、車外スピーカーを設置しなければならないからですね。500番台には車外スピーカーが設置されていますが、0番台の6編成には車外スピーカーが設置されていません。この違いは出てくる可能性は否定できないのかなとも感じる所です。同じ理由で武蔵野線E231系/209系もこのころにワンマン改造が行われるかは微妙なのかと感じる所です。ワンマン改造には車外スピーカーが必須です。E233系が所属先で数週間程度で改造が済んでいたのには、車外スピーカーがあったからという理由があります。これが車外スピーカーが無い0番台となると、車外スピーカー設置工事(既存の6編成は準備工事も行われていません)が必須になってきますから、かなりの改造規模になります。ここまでやるかと考えると微妙なのかなと思いますが、ただ6編成だけ置き換える車両がいるのかと考えるとこちらも微妙ですし、機器更新から日が浅いのは0番台も同じですから、6編成ぐらいならば車外スピーカー設置もやるかもしれませんね。ただし、武蔵野線の場合は私はワンマンと同時にE231/209は廃車だと思っています。
他に、中央・総武緩行線はATOやATACS導入予定が今の所無いのも怪しい所です。山手線や京浜東北線は具体的な案が出てきているのに、総武線にはないのですよね。ATACSやATOを入れる予定もないならば、なおさらE231系で良いのではないかと感じる所です。
また、三鷹には800番台も存在します。800番台はまさしく現在進行形で機器更新中であり、ATO搭載工事も行っています。これらの車両を2030年前後に廃車にするには更新から10年も満たないことになり、あまりにも早すぎるとも感じる所です。そのため、800番台にはワンマン改造を行う可能性は高いと思われます。そうなると、わざわざ少数配置でE231系の中でも800番台だけを残すよりは、E231系500番台もギリギリまで使用することで、出来る限り置き換え時期を統一するということは、メンテナンスや後継車両のことを考えても、メリットはあるはずです。こちらも絡んでくるのかなと感じる所です。
こんなところですね。長編成ワンマンは比較的簡易な工事であることを考えても、私は少なくともE231系500番台にはワンマン改造をするのではないかと思いますね。いくらJ-TRECに仕事が無いからといって、そんなことをする余裕がJR東にあるか?というところです。実際はどうなるかは分かりませんが、私はE231系ワンマン改造論を訴えたいと思います。あくまでもタイトル通りの妄想なので鵜呑みにはしないようお願いします。
最後までご覧いただきありがとうございました!