こんにちは!
久しぶりにアニメ感想です。一体いつぶりに感想書くんだ…と緊張しておりますが、久々に感想を書きたい作品に出会いましたので、本当に簡単に感想を書いていきたいと思います。P.A.WORKSオリジナル作品菜なれ花なれの感想です。6人の少女を中心として「チア」に注目をしたアニメでした。チアのアニメは昔、アニマエールを見ましたが、それ以来でしたね。どうしても題材が同じということでアニマエールを重ねてみてしまいましたが、当時とは違って自分たちの様子を動画投稿サイトに投稿し、拡散していく、近所のコミュニティで活躍していたアニマエールとは規模が違うんだな…と思い、時代だなぁ…なんて思っていましたが、時代と共にいろんなことが変わっていくのだなと、そう感じましたね。
菜なれ花なれはとにかく「居場所」がテーマの作品なのだなと、私はこのように感じました。特に最初はかなたとアンナに引きずられるように入っていた穏花、詩音、涼葉の3人の意識が変わっていく様が特に印象的だったなと思います。この作品の子たちはみんな何らかの背景を抱えていましたが、その背景を癒せる場所に、PoMPoMsはなれていたのだろうなと思います。特にアイドルになった涼葉が顕著で、「笑わなくても誰かの応援になる」と気が付いて、アイドルになる決意を固められたのはPoMPoMsがなければありえないことであっただろうと思います。涼葉の掘り下げ回というのはあまりありませんし、表情も単調なのでなかなか読み取りにくい部分はありましたが、やはり彼女もPoMPoMsで応援をしているうちに、たくさんのことをもらえたのですよね。涼葉がアイドルになったのは顕著ですが、穏花も応援団にもう一回行っても良いかなという気持ちになったり、詩音も音楽を作ることに自信を覚えたりと、PoMPoMsの活動がある意味「療養」になっていた側面があり、その療養をしているうちに、自分たちにとって非常に心地が良く、自信を覚えられる「居場所」になっていったのだろうと、そのように思います。まさしく「かけた時間の分だけ助走をつけ 飛べるように あの日よりも遠くまで」というYou for Youの歌詞がぴったりなのだろうなと思います。あの日よりも遠くまで、みんな羽ばたいていきましたね。花になりましたね。
そして何らかの契機になる居場所だけでなく、単に集まっておしゃべりをしたい、仲良くいたいという友達としてみんなと関われる「居場所」その意味も確実にあったでしょうね。誰かのために応援するというのがPoMPoMsの活動の意義でしょうけれども、その過程で学校が終わった後に必ずみんなに会えて、楽しく練習したりおしゃべりできたりする「居場所」が出来たという安心感、それも感じました。特にこの面はアンナが顕著なのかなと思いました。PoMPoMsに出会うまえのアンナは孤独気味であったことは伝えられ、そのアンナにとっての居場所はスタウトレコードであったというのは話がありましたが、そのアンナがスタウトレコードに加えて新たに楽しめる場所、それがPoMPoMsだったというのは分かりやすかったのかなと思います。だからこそ、アンナはその居場所を守ることには最も拘っており、それこそが一人だけのお届けチアを誰よりも非難したり、毬先輩の加入に反対だったのだろうなと思います。アンナはとにかく「6人で集まれる場所」が大きな心の支えになっていたのでしょうね。
かなたもこの側面があったのかなと思います。イップスを一度克服できたのは、やはりPoMPoMsでチアの楽しさをもう一度実感できたことや、チアを出来るメンバーがいる、かなたにとってのチアが出来る居場所が再びできたという理由が大きかったのでしょう。
このような形でみんなにとっての「居場所」がPoMPoMsだったのだろうと思います。特に10話が居場所のメッセージが大きかったなと思います。誰かを応援することが、自分たちの居場所、安心感につながる、これがこの作品の大きなテーマだったのでしょうかね。この辺りは最終話で恵深が言っていた「誰かを応援することで自分を応援している気になる」というのに繋がるのかなと思います。
また、明確な目標がないというのは、彼女たちにとって安心できる場所になった一つの大きなポイントだったのかなと思います。ただ単に純粋に応援したい気持ちというのが、彼女たちがPoMPoMsを楽しめるモチベーションになっていたのかなと感じますね。
そして11~12話で感じたのは、自分たちの居場所を解放し、同じように悩んでいる人の居場所になってあげる優しさなのかなと思います。どういうことなのかと言いますと、毬先輩をPoMPoMsに誘った理由ですね。なぜあの時に恵深が毬先輩をPoMPoMsに誘ったのか、毬先輩の気持ちが分かる恵深だからこそ、PoMPoMsに誘うことが彼女の療養になることを分かっているのでしょうね。そしてそこで毬先輩を応援することが自分を応援することに繋がるというのも分かっていたのでしょう。恵深が毬先輩を連れてきたときにアンナを除く3人が反対しなかった理由もそれに共通する部分があったと思います。かなたは好きな先輩とまたチアが出来る嬉しさが勝っていたのかなと思いますが(笑)チア部をやめた毬先輩に居場所が無いことを分かっていたPoMPoMsというのがとにかく印象的でしたね。また、自分が傷ついたにも関わらず、毬先輩を知ろうとしたかなたの姿、これも印象的でした。先ほどかなたが受け入れた理由はまた一緒にチアが出来るうれしさと書きましたが、それに加え、毬先輩を知りたいという気持ちもあったのだろうなと思います。本当に良い子ですよね…。このように居場所を得た彼女たちが応援以外でも誰かのために動きたいという姿というのを、特に11話でよく感じました。12話で毬先輩の気持ちを考えるPoMPoMsの6人の姿もすごく印象的でしたね。自分の怖いが何なのか、それを考えて毬先輩に当てはめる、こういった考えが出来るのも、やはりPoMPoMsらしさだなと思います。
繰り返しになりますが、PoMPoMsの意義というのは「居場所」にあるのだというのが、アニメ12話から私が感じ取ったことでした。応援で誰かの力になるという中で、同時に自分たちも勇気をもらい、そこが居場所になり、居場所を通してみんなが羽ばたいていく、この姿に感動しましたね。みんなが羽ばたいた後、この居場所がなくなるのかというと、それはないわけで、「永久不滅PoMPoMs」からそれは分かることでしょう。羽ばたいたとは言っても、みんなで会える状態というのはキープできており、その安心感があるからこそ、みんなの次のステップに繋がっているというのは言うまでもないことなのかなと思います。凄く尊いですね(笑)
このように応援を通した友情というのが凄く印象的な作品でしたが、本当に温かい作品だったなと思います。今期はこれ一本しか見ていませんでしたが、見て良かったです。応援する姿に私も応援されたなと思います。そして歌もすごく良かったですね。私は特に「You for
You」が好きでした。ものすごく元気をもらえる歌だなと思います。
今期のおすすめ、菜なれ花なれの感想でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!