E233系中央線グリーン車は57編成製造にも関わらず改造は58編成 なぜなのかを勝手に妄想


こんにちは!
今回は中央線E233系グリーン車関連の記事を書いていきたいと思います。
中央線グリーン車組み込みが迫ってきている中、10両編成ステッカーが貼られるなど、グリーン車関連の動きは加速してきていますが、現在もグリーン車改造が行われている編成が存在します。その編成がT40編成です。グリーン車組み込み改造及びグリーン車の製造本数は本来57編成に行われる予定で、予定数分の改造は昨年度までに完了していました。しかし、今年度に更に改造編成が追加され、58編成目の改造が現在行われています。その編成がT40編成です。しかし、グリーン車が実際に製造されるのは57編成分ですので、T40編成分が余ることになります。つまり、1編成は余るにもかかわらずグリーン車組み込み改造を行ったということになるのですね。それではなぜ1編成余分にグリーン車組み込み改造を行ったのか、今回はそのことを考えてみたいと思います。

このことについて一つ考えられる理由はE233系の機器更新予備という可能性が考えうるのかなと思います。E233系0番台は現在の所、機器更新は行われていません。しかし、2026年で誕生から20年が経過しますので、そろそろ機器更新が行われる時期に差し掛かってきており、今後機器更新入場も始まるものと思われます。グリーン車は2024年度末から営業運転が始まりますので、機器更新はグリーン車を組み込み、営業運転を開始した後に始まることになるでしょう。しかし、グリーン車は2022年以降に製造された車両ですので、当然ながら機器更新の必要はありません。そのため編成中に機器更新が必要ない車両が存在することになります。そこで生きるのが余分に改造された1編成なのではないかということです。正規の編成のグリーン車以外の車両が機器更新に入場している間に、機器更新の必要のないグリーン車は余分に改造された1編成に組み込むことで、機器更新入場中もグリーン車を組み込んだ編成が57編成存在する状態をキープする狙いがあるのではないか?ということですね。中央線の現在の運用は55運用分存在します。そのため、現在の運用数が維持されるならば、グリーン車が組み込まれた後は57編成55運用の2予備体制になると思われます。しかし、この際に機器更新入場を行うと予備1編成になってしまいますから、若干予備数が少ない状態がしばらく続くことになるでしょう。そこで長期的な予備1体制を防ぐために、正規の編成が機器更新中、グリーン車を入場させることはせずに編成から抜き、抜いたグリーン車を暫定的に余分に改造を行った編成に組み込むことにより、2予備体制を常に作ることが想定されているのではないかということですね。そのようになると、予備編成は57編成分のグリーン車を順番に組み込む可能性があるのではないかと思います。一番考えやすいのはこの線なのではないかと思いますね。




また、そもそも中央線グリーン車は当初、58編成が組み込まれる予定になっていましたが、コロナ禍を経て1編成削減されました。そのため、今後仮に中央線での運用数が増加し、当初の予定に戻るということになった場合、グリーン車を追加製造すれば、58編成体制にすることも可能であるというのも一つのメリットなのかなとは思いますね。もしくは、現時点で58編成の予定に計画が戻っており、今回の改造が計画逆戻りによるものという可能性も完全には排除しきれないのかなとも思います。現時点で最後に57編成予定であると報道されたのが2023年春ですので、この後に計画変更があった可能性も無いとは言い切れないでしょうね。グリーン車が58編成分落成した場合は計画変更、57編成分しか製造されなかった場合は機器更新予備となるのかなというのが私も現時点での妄想ですね。
それでは仮に機器更新予備であった場合、E233系の機器更新が完了した後、予備編成はどうなるのかと言うことを考えた際、仮に地方転属などを行うとなれば、トイレを付けたこの改造が無駄にならないということにもなるでしょうね。逆説的にE233系機器更新完了後は、トイレ無し路線への転属の可能性は低くなったのではないかと思います。しかし、中央線の高尾~東京間を引き続き走ることはないでしょうから、現実的にはトイレ付き路線のみの活躍に場所を移すと考えるのが妥当なのかなと思います。

この追加改造はおそらく機器更新予備なのではないかなとは思いますが、仮にそうであれば全編成分のグリーン車を組み込むかもしれない編成の誕生ということで非常に面白いことになりますね。突如として誕生した58編成目の改造編成の今後に注目です。
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