こんにちは!
今回はJR東日本に関する記事を書いていきたいと思います。
昨日、JR東日本が阪急電鉄と協力関係を結ぶことが発表されました。JR東日本は様々な会社と協力関係を結ぶことをこれまでに発表していますが、阪神に続き、阪急においても関西の私鉄において協力関係を結ぶことが発表されました。凄いですね。協力会社がどんどん広がっていきますね。まさしく鉄道会社は大協力時代なのではないでしょうか。そこで今回はJR東日本がこれまでどの会社とどのような協力関係を結んだのか、近年発表されている他の鉄道会社との協力関係を簡単にまとめてみたいと思います。
2022年5月10日 東武鉄道 ドライバレス協力
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220524_ho02.pdf
まずは2022年5月の東武鉄道とのドライバレス協力です。大師線で自動運転を行う予定の東武鉄道と山手線等で自動運転を行う予定のJR東日本がドライバレス技術の向上に向け、協力関係を結ぶことが発表されました。具体的に、「ドライバレス運転や保安装置の仕様の共通化」などが検討されているようです。東武大師線は2027年度以降、自動運転を行うこととされています。
2022年10月5日 西武鉄道 鉄道技術分野での協力を強化
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221005_ho03.pdf
2022年10月には西武と鉄道技術分野の協力を行うことが発表されています。具体的には「新しい技術を導入する際の仕様共通化など、設備導入のスピードアップや開発コストの低減に取り組む」とされています。
2022年12月15日 東京メトロ 無線式列車制御システムの導入推進協力
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221215_ho03.pdf
2022年12月の東京メトロとの協力発表はCBTC、ATACS等の無線システムの技術に関する協力を行うことが発表されています。このリリースでは将来的に無線システムの標準仕様の検討を行うとされています。
2023年2月2日 近鉄 鉄道技術分野協力を強化
https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/kintetsu_JR-E.pdf
続いては2023年2月の近鉄との協力です。こちらは主に「無線式列車制御システムなどの新しい技術を導入する際の仕様共通化」などが検討されているとのことです。こちらもCBTCやATCSCといった無線システム関係の協力ということになるのでしょうね。
2023年5月9日 JR西日本 新幹線自動運転技術協力
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230509_00_press_shinkansen%20.pdf
同じく自動運転技術関連として、新幹線の自動運転技術協力をJR西日本と結ぶことも発表されています。新幹線の自動運転については、上越新幹線は自動運転導入を目指す、北陸新幹線はJR東日本区間もJR西日本区間も自動運転の導入検討をすることとされています。特に北陸新幹線の関係で二社が協力するようですね。
2023年6月14日 小田急電鉄・東急電鉄・東京メトロ・JR 東日本・株式会社日本線路技術 RAMos+Ⓡ 導入推進
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230614_ho02.pdf
線路モニタリング装置であるRAMosの導入について4社連名で導入推進のプレスリリースを発表しています。
更に2024年7月17日には東武鉄道・相模鉄道が導入会社に追加されています。
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240717_ho02.pdf
今後、関東私鉄などでますますモニタリング装置の導入拡大が続いていくことになりそうですね。
2024年3月26日 西武鉄道 車両側面カメラ技術協力
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240326_ho01.pdf
2022年の技術協力に加え、2024年4月には「お客さまの車両への接近を検知するシステムの技術協力」を発表しました。要するにJR東日本等で搭載が進んでいる、車両側面カメラの技術協力を行うということですね。車両側面カメラにAIを載せ、人が近づいていることを感知するシステムを開発するようです。この協力を二社で行うこととされています。
2024年7月5日 JR西日本 車両の装置・部品共通化の検討
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240705_ho02.pdf
こちらは大いに話題になりましたね。今後の新型車両の部品や装置の共通化を検討するというプレスリリースです。国鉄回帰…などとも言われていますね。共通部品にする装置について、「主電動機(モーター)、オイルダンパー、行先表示器、パンタグラフ」などが挙げられています。今後誕生する新型車両以降で共通の部品を使用した新型車両が出てくるようになると思われます。こちらは特に楽しみな協力ですね。
2024年8月5日 阪急電鉄 鉄道技術分野での協力を強化
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240805_ho02.pdf
そして昨日に発表されたのが阪急との協力です。「ワンマン運転に必要な設備や信号保安装置など両社が持つ技術・ノウハウを活用」することで、「新しい技術を導入する際の仕様共通化を目指す」とされています。主にワンマン運転技術の協力関係ということでしょう。
このような形です。RAMosを除いても、東武・西武・近鉄・東京メトロ・JR西日本・阪急と技術協力を結んでいるということになりますね。各社の様々な研究技術を一社だけでなく、協力関係を結んだ他社と共に行うことで、新技術を開発していくことになるのでしょうね。ここ数年、様々な協力関係を結んでいますが、この流れはますます大きくなっていくのではないかなと思います。
今回はJR東日本の技術協力に関する話題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!